第8話「ひとりぼっちの戦い」。
 前回、レインボーマンに化身する場面が少なかったこともあってか、今回は序盤からダッシュ7となって大暴れ。しかし、死ね死ね団・ダイアナの指示によって目をやられ、タケシはダッシュ6・土の化身となって地中に隠れるという奇策で乗り切ります。
 そこから後は、死ね死ね団の存在を親族や友人に信じてもらえず、苦悩するタケシがメインのドラマとなります。これが実にリアルで、「死ね死ね団」というネーミングや「キャッツアイ作戦」の構図が人々の虚を突く、つまり登場人物はそんな名前や作戦にリアリティを感じないという構成になっており、これはすごいの一言です。
 もっと恐ろしいのは、タケシが苦悩している間にも、死ね死ね団の無差別薬品投与が続いていることです。普通、このような作戦は事前に阻止されるのが定石ですが、レインボーマンはそんな甘い展開を許しません。爆笑の「おめん屋のおでん屋」、「ヨーロッパの貴族が飲む健康ドリンク」などで確実に被害者が増えていくのです。
 最後はダイバ・ダッタがタケシの眼前に現れ、タケシの迷いを諭してタケシを苦悩から救うのですが、非常に優しさにあふれた表情が印象的。
 今回も大ピンチの中、次回につなげます。

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