Episode 42

オヴェルは、ミーアル・リリジョンの総帥になっていた。果たして、ミーアル・リリジョンとは何か? そして、オヴェルは何を考えているのか?

タ「ミーアル・リリジョンと言えば、政府を影から操っているという、あの宗教結社…!」
オ「そのとおりだ、タケシ。私はミーアル・リリジョンに関係すれば、戦争を止められると考え、ミーアル・リリジョンのメンバーとなった。そこで私は、銀夕の翼影について説き続けた。すると。」
タ「す、すると…?」
オ「するとどうだ。私はあれよあれよと言う間に、総帥にまで祭り上げられた。総帥まで上り詰めたとき、私は思った。もしや、私こそがオファニオスの意思の代理人ではないかと。」
タ「オ、オヴェルさん、ホントに、一体、な、何を…!」
オ「ミーアル・リリジョンの説く、絶対神マズディア・アフリオこそが、新しい世を創造する。それを達成せんが為、私はこの世に生を受けたのだ。」
タ「オヴェルさん、あなたは、銀夕の翼影を利用して、この銀河系を滅ぼそうと!?」
オ「滅ぼすだと? 何を言っている。浄化だ。エノーキアン・カタルシスだ。我が故郷ケルプも、一度浄化され平和な星となった。今度は争いに満ちた銀河全体を浄化するのだ。」
タ「あなたが…、あなたが、一番、銀夕の翼影の再来を…、再来を避けようとしてたんじゃないんですかぁぁぁぁっ!!」