Episode 38

タケシ、オヴェル、雷斬の3人は、それぞれ異なる立場で行動を開始。
タケシは諜報部隊のリーダーに突如抜擢され、雷斬はアーリオーンに帰還した。しかし、オヴェルは行方をくらましてしまった。
タケシは、とりあえずオファニオスのことを考えず、しばらく与えられる任務をこなすことに集中した。幸い優秀な部下グランそしてニクラウスに恵まれ、任務を円滑に遂行することができた。
ところが…。

タ「気になるな…。」
グ「どうされました?」
タ「うむ。今回の作戦だが…。」
ニ「ちょろいもんですよ、リーダー。」
グ「そうじゃない、ニクラウス。リーダーはこの作戦そのものに疑問を感じておいでなのだ。」
タ「最近、アーリオーン側の動きは鈍い。それに比べ、我々ハルワタートの動きは先鋭化している。」
グ「パワーバランスが崩れ始めていると? 一介の小惑星に何故そんな力が?」
タ「アーリオーン側の動きが鈍いのは、恐らく雷斬さんの働きだろうが…。」
ニ「何すか? リーダー。」
タ「いや、何でもない…。今回の作戦、私がリーダーになって初めての内部作戦だ。」
グ「把握しています。エテル・マザーXの始動作戦!」