第41話「サイボーグ1号との戦い」
 ストーリーらしきものは、殆どないと言っても過言ではないこの話。
 というのも、サイボーグ・キャシーとゴッドイグアナが交互に襲撃してくるという、全編バトルに次ぐバトルだからです。
 キャシーはサイボーグになって得た能力をフルに生かし、レインボーマンを襲撃します。このキャシーがとにかくカッコイイです。
 ゴッドイグアナは、怪しげな術をフル活用。「怪女優」曽我町子さんの源流がここにあります。「ヒドラムーラムー」の呪文はイグアナと同じですが、塩沢ときさんが濃い目に唱えるのに対し、曽我町子さんはサラリと連続して唱えるという違いが。まだ強烈すぎる個性は発揮されていないように思われます。ただ、自らレインボーマンと剣を交え、みゆきの血を狙ってヤマト家にいきなり現れるなど、存在感は抜群です。
 今回は、オルガがサイボーグとなったキャシーに色々と助言をするというシーンが見られるのですが、そこで印象深い一幕が披露されます。キャシーが涙を流すのです。黒い「機械油の涙」は、サイボーグとなったキャシーの悲劇を物語るに充分。これは秀逸なシーンです。
 キャシーはレインボーマンの太陽フラッシュによって、一時機能停止に陥るのですが、サイボーグ回収用ロケット(人一人が入るくらいの大きさですが、何と実物大のセット!)が登場。死ね死ね団側の描写を狙ってカッコ良く仕上げてくるのが凄いです。
 そういえば、ヤッパの鉄は、夜の屋台を営んでいましたが、今回牛乳配達までやっていました。
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