第39話「首都東京最後の日」
 モグラートによるテロ編は、今回で終了。前回、前々回と続いたXゾーン爆破作戦の、大詰めです。
 タケシは、前回のラストでオルガとロリータによる襲撃を受け、目をやられてしまいます。その後、目の治療をする母・たみと妹・みゆきのシーンが、ホッとさせるような一幕で実にイイ感じです。心情描写のウマさは、突出しています。
 ミスターKは、前回の失敗から、レインボーマンに悟られぬよう、ABCDラインを微妙にずらして爆破する作戦に。ダイアナはもはや後なしといった追い詰められようで、一挙一動に焦りが見られます。ミスターKも怒りっぽくなっており、このやり取りは実に楽しいものとなっています。
 どう考えても死ね死ね団が優勢なのですが、タケシは総理に協力を要請し、自衛隊のサポートを得つつ、爆弾捜索を続けます。
 サンランプの光を反射するアンテナ。こんなことで見つかってしまうのもどうかと思いますが、そんな些細なことが気にならないくらいの緊張感に溢れています。総理は万が一のことを考えて東京都民に一斉避難を要請するのですが、たみとみゆきは家に残ります。淑江さんが登場し「逃げましょう」と言うのですが、タケシの母と妹の心意気に逃げ腰の自分を恥じます。この場面も実に素晴らしい。
 最終的には、いつの間にそんなに弱くなったんだダッカーにモグラートという感じで、レインボーマンが見事作戦を阻止。毎回がテロの恐怖にさらされたモグラート編の緊張感から開放された瞬間の、非常にすがすがしい感覚が画面から溢れていました。
 次回からは、いよいよ最終クールです。曽我町子さんのゴッドイグアナ登場!
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