第16話「殺人プロ ガルマの復讐」
 前回に続き、ガルマが執拗にタケシを狙います。それと並行し、御多福会の効果が町に蔓延していきます。結局、さらわれた源吉は孫のマー坊の無事が脅かされるのを恐れ、素晴らしい腕でニセ札の原版作りをしてしまいます。ここで源吉の葛藤が丁寧に描写され、マー坊を質とする死ね死ね団のやり方が、非常に姑息かつ汚いものに映るところが秀逸です。
 一方、タケシは源吉の奥さんの様子から御多福会の裏の匂いを嗅ぎ付け、それを知ったミスターKは御多福会のリーダーを処刑。この処刑令状を読み上げるキャシーがかなりカッコいいです。さらに御多福会は、色々な支部があることも判明します。こういった、人のつながりから事件の裏の死ね死ね団を嗅ぎ付けるという筋運びは、見ていて感心するところ。
 ガルマとの対戦は複数回にわたり、一度目はマー坊救出の際に不動金縛りの術を浴びせます。ガルマはこれで2度金縛りにあったことになってしまい、イグアナに叱られるシーンは爆笑モノ。その後、タケシを窮地に落としたりはするのですが、どうも精彩を欠くお茶目キャラに変身してしまい、最後は死ね死ね団のボーガンの矢を、突き刺されて消滅。
 その後、イグアナによって人間爆弾に仕立て上げられた、タケシの父の友人・平さんが、タケシの目前で爆死。怒ったタケシが死ね死ね団のトラックにすがりつき、そのトラックがミスターKによって爆破されるところで終わります。
 今回はイグアナのセリフが多く、「さすが塩沢ときさん」という演技が見られます。

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