Episode 47

グランは、雷斬の調査報告を読み上げた。報告は、以下の全文である。
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銀夕の翼影とは、あらゆる機械を変異させる能力を持つコア「アジダハーカ」によって誕生する飛行物体である。
この飛行物体は、文明のみならず生命の構造に至るまで破壊し尽くすため、その存在を知った当時の権力者によって、侵略の道具として利用されてきた。それが、後に伝わるエノーキアン・カタルシスの第一段階「ディストルア・シヴァー」である。
アジダハーカ自身も、ディストルア・シヴァーによって破壊され、その自己再生に至るまで500年を要するらしい。
さらに、オファニオスと呼ばれる人物は実は存在せず、アジダハーカが銀夕の翼影を誕生させる際に、最も近くに存在する人間を傀儡として使用するに過ぎない。したがって、オファニオスが世界を再生したという伝説は、事実とは異なるということになる。
では、銀夕の翼影が現れる前に大量破壊兵器の誕生を阻止しようと、必ず現れる人物とは何者なのか?
また、「クリエチュア・ブラフマナー」や「カルティヴェア・ヴィシュヌー」を実現した人物とは何者なのか?
その謎を解く鍵は、ハルワタートのタケシが握っている…。

タ「そうだったのか…。オファニオスは、ただの傀儡…。それならば、私は、私は何なんだ…?」
グ「リーダーが鍵を握っているというのは、一体どういうことなのでしょうか。」
ニ「うーん。どういうことだろ?」