Episode 34

タケシは、伝説の「銀夕の翼影」かも知れない。だが、そのことを雷斬とオヴェルが危惧する理由とは？

ラ「実はな、お前がハルワタートの人間であることは充分分かっている。」
タ「当たり前ですよ！」
オ「雷斬、調べたのか。」
ラ「ああ。任務に支障が出てきたからな。もしや特務人員ではないかと疑った。しかし、それは見当はずれだった。」
オ「タケシは、純粋なハルワタート人だったわけだな。」
ラ「そうだ。」
タ「どういうことなんですか…。なぜ私はアーリオーンの伝説を無意識に口走ったりするんでしょうか…。」
オ「こんなこと、信じたくはないし、口に出すのも恥ずかしいが…。」
ラ「何だ。」
オ「タケシはオファニオスの魂の継承者ではないだろうか。」
ラ「何言ってんだお前？　ケルプ人の論とは思えんな。」
オ「…いずれにせよ、オファニオスの関与があるとしたら、このままでは大変なことになる。」
ラ「…。」