第26話「秘密基地大爆発!!」
 遂に2クール、つまり1年の半分を消化です。
 1クール最終と同様に、やはり2クール最終でも、一つの区切がつけられます。
 それは、死ね死ね団のM作戦と殺人プロによるレインボーマン抹殺作戦の、完全壊滅というもの。さらに、タケシの父・ヤマト一郎の物語にも完結が訪れます。
 まず、冒頭でイグアナが朝日を浴びて消滅。その後は、死ね死ね団アジトに潜入したレインボーマンと一郎が合流し、死ね死ね団を壊滅に追い込んでいく様子で1話分を使い切ります。途中で何度もピンチが訪れ、それをあらゆるヨガの秘術と知略で解決していく様は、こういった類のTVドラマとしては一級の完成度。
 その過程で、あくまで死ね死ね団壊滅を第一目的とし、自らの死を厭わない一郎と、父を連れて帰ることが、母と妹への何よりの孝行だと考えるタケシとで、主張が対立するワケですが、そこに、あくまで「正義の味方」ではなく「愛の戦士」であるレインボーマンの姿が見られます。
 結局、ミスターKと対決するのは一郎で、死ね死ね団壊滅(文字通り「秘密基地大爆発!!」)と共に、一郎もその命を失ってしまうことになります。「みゆき(タケシの妹)に会いたかった」という言葉が涙を誘います。ミスターKはどう見ても脱出しており、タケシが「Kは吹っ飛んだ」と思っているのが気になるところですが、話の流れ上、その方が自然なのは言うまでもありません。
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