第24話「男の約束」
 稲妻を起こして、ヘリからの吊り下げ状態を脱したタケシ。タケシの父・一郎は、死ね死ね団のアジトに連行され、理不尽な監禁・暴行を受けます。結構凄惨。
 助かったタケシが家に帰るのですが、父の「自分を犠牲にしてでも一億人を救え」という言葉と、母の「タケシも夫も、かけがえのない人だから、命を縮めないで欲しい」という懇願の間で葛藤します。この葛藤が今回の主幹になります。
 この葛藤を打破すべく、久々に堀田先輩の所へ行くタケシですが、先輩は「父の言葉が正しい」と主張。ここでタケシが母の言葉の方を重くとらえていたことが(さりげなく)暴露されます。これぞレインボーマン流。先輩の言葉が無責任に見えるよう演出されているのは、ワザとでしょう。タケシの葛藤は、自らが幼い頃に、父と約束した「母さんとみゆきを守ってやるんだ」という言葉によって、晴らされます。この回想シーンとのコラボレーションは、ささやかですが、非常に効果的です。
 その間にも、マリンダの容赦ない攻撃、キャシー率いる部隊による、タケシの母と妹の拉致未遂(キャシーがダッシュ7に空手チョップされる!)など、スリルを煽ってバランスをとっています。
 白眉は、遂に自ら出撃するイグアナ!
 まずは、自分の飼う黒猫を化け猫人間に仕立てて、レインボーマンを襲います。続いて、自ら出撃! 奇声を上げ、凄まじい形相で襲い来るイグアナ! 塩沢とき氏の怪演が眩しいシーンです。そのまま来週に続く。
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