第23話「奴らの基地はあれだ!!」
 タケシの父、ヤマト一郎を巡って、死ね死ね団との丁々発止が全編にわたって繰り広げられます。
 殆どダッシュ7の姿のまま、延々、力と知恵を尽くした駆け引きが繰り広げられ、これまでのエピソードの中では屈指のスリルを持った話になっています。
 メインのバトル相手は、前回登場した殺人プロの女性・マリンダ&ノーマなのですが、特技と言えば、大砲並みの威力を持った拳銃を操ることのみ。これまで登場した殺人プロの怪しさから比べると、普通の死ね死ね団員っぽいキャラクターです。しかも、ノーマはダッシュ7の遠当ての術一撃でやられてしまいます。
 それにしても、ヤマト一郎の拷問を嬉々として演じる、ミスターK役の平田昭彦氏は素晴らしいです。特撮界屈指のマッドサイエンティスト役者として名高い、平田氏ならではの「狂演」が見られます。
 最後は麻酔ガスによって気を失ったレインボーマンが、磔のままヘリで吊り下げられ、死ね死ね団のアジトへ運ばれるシーンが登場。雷光の術で吊り下げてあるロープを切るところで次回へ、となります。
 このシーンでは、度々ダッシュ5となって、上空よりアジトを探し続けたシーンが伏線となっており、「くそぅ、何度も見ているのに! ここがヤツらのアジトだったのか」と悔しがるくだりが挿入されています。こういう細かい点がレインボーマンの魅力でもあります。
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