第17話「妖術・人間化石!!」
 今回放たれた殺人プロは、ヘロデニアIII世。この人物自身に特殊能力があるわけではなく、ヘドロンと呼ばれる軟体生物を使役し、対象を化石化してしまうというキャラクター。大変饒舌で、これまでのどことなく小物っぽい雰囲気の殺人プロとは、少々格が違うようです。
 今回は、前回のエンディングでトラックごと吹き飛ばされたタケシが、間一髪でダッシュ7に化身し、とある村にたどり着くところから始まります。
 その村は北朝の落人の地というトンデモ設定なのですが、ここの神社は、既に死ね死ね団が占拠しており、タケシ暗殺のための準備を着々と進めていました。そうとは知らない村の住人は「鬼が住む鎮守の杜」としてタケシに近付かないよう警告します。
 タケシは、耳の不自由な「星の子」とよばれる少女と交流を深めていくのですが、ヘロデニアIII世を倒した時、少女はいきなり姿を消してしまいます。鎮守の杜へと向かったタケシは、そこで殺人プロ・アイスリーの姿となった少女と対峙…というところで終わりです。
 時が止まったかのような村の風景。星の子の意外な正体(冒頭でアイスリーが派遣される場面こそあるのですが、少女を疑う余地をもたせない演出がされているため、正体を現すまで気付かない)。サブタイトルとは異なった雰囲気が面白い一編です。

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