Episode 32

タケシの予測が、常に大量破壊兵器の誕生を阻止している! 雷斬とオヴェルによる疑惑の念はタケシに向けられた。

オ「雷斬、何なのだ、パックス・エノーキアとは?」
ラ「ああ…。今思い出したぜ。500年前、この銀河系に謎の来訪者が出現した。」
オ「来訪者だと?」
ラ「ああ。決まって夕暮れの曇り空に姿を現す。巨大な翼を持った飛行物体に乗ってな。」
オ「飛行物体…。」
ラ「それが実は、1000年前にも現れたという伝説が残っている。」
オ「ま、まさか、それは…。ぎ、銀夕の、翼影!!」
ラ「そうだ。銀夕の翼影だっ!!」
タ「わ、私は、パックス・エノーキアなんて知りませんし、ましてや銀夕の翼影など、全く知りませんっ!」
ラ「お前が自覚していなくても…。」
オ「思い出したぞ!! パックス・エノーキア!! …銀夕の翼影は、そのうち出現する!!」