Episode 30

アーリオーンのスパイであることを明かした雷斬! 戦慄するオヴェルだったが、タケシは冷静だった。

タ「私が知る限り、あなたはまずエテル・マザーのコアを秘密裏に抜き取っていた…。」
ラ「ああ。ハルワタートにグラヴィティ・インテグレータを使ってもらっては困るからな。」
タ「そして、ブレイジング・レイ。私達にはとりあえず入手させておいて、それから…。」
ラ「そう。サンダー・クシーはカムフラージュ。FP2のコンテナから取り戻す手筈だった。しかし!」
タ「私の通信があなたに一瞬の躊躇を与え、プランにズレを生じさせた。」
ラ「そのとおり。お陰でブレイジング・レイは消滅してしまった…。とりあえずハルワタートに異相兵器は生まれなかったがな。」
オ「ということは、今回のソニック・マテリアライザに関しても同じことを…!」
ラ「ああ。17管区が不慮の事故で壊滅すれば、ハルワタート政府も諦めるだろうからな。」
オ「…そうか。手段こそ違えど、お前はハルワタートの暴走を止めるのに一役買っていたというわけだな。」